毎月のスマホ代を見て、「なんでこんなに高いんだろう」と思ったことはありませんか。スマホ代は、基本料だけでなく、通話料、オプション、端末代などが合わさって請求されます。どれが高くしているのかが分かれば、見直す場所もはっきりします。
この記事では、スマホ代が高くなる理由と、明細の見かた、今日からできる見直しの手順をまとめます。

スマホ代が高くなる5つの理由
1.使う量より大きいプランに入っている
毎月2GBしか使っていないのに、無制限や大容量のプランに入っている、というのはよくあることです。使っていない分にもお金をはらっています。
2.通話料がかさんでいる
電話番号での通話は、多くのプランで30秒22円です。10分の電話を月に5回かけると、それだけで2,200円になります。
3.使っていないオプションが残っている
契約したときに「最初の1か月は無料」と言われて入ったオプションが、そのまま残っていることがあります。ひとつ数百円でも、いくつも重なると大きな金額になります。
4.端末代の分割払いが入っている
スマホ本体の値段は年々上がっていて、10万円をこえる機種もめずらしくありません。分割払いの金額が、毎月の請求に入っています。
5.大手の通常プランのまま
大手の通常プランは、お店やサポートが手厚いぶん、料金も高めです。同じ会社の中にも、オンライン専用プランなど安いプランがあります。

まず明細を見てみましょう
会員ページやアプリで、最近の請求の内訳を開きます。見るところは次の5つです。
| 項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 基本料・データ料 | 実際に使っている量と、プランの容量が合っているか |
| 通話料 | 毎月いくらかかっているか。かけ放題をつけたほうが安くないか |
| オプション | 名前を見ても分からないもの、使っていないものはないか |
| 端末代 | あと何回で払い終わるか |
| 割引 | いつまで続く割引か。終わると高くならないか |
あわせて、スマホの設定画面で、直近3か月のデータ使用量も見ておきます。
見直しの手順(3ステップ)
ステップ1:オプションを整理する
いちばんかんたんで、すぐ効果が出る方法です。使っていない補償、動画や雑誌の読み放題、セキュリティのサービスなどを外します。外す前に、そのサービスで何かを保存していないかだけ確かめましょう。
ステップ2:プランの大きさを合わせる
使っている量に合ったプランに変えます。同じ会社の中でプランを変えるだけでも、安くなることがあります。容量の決め方は「格安SIMのデータ容量の選び方」を見てください。
ステップ3:会社を変える
それでも高いと感じるなら、オンライン専用プランや格安SIMへの乗りかえを考えます。電話番号はMNPでそのまま使えます。選び方は「格安SIMの選び方とおすすめ5社」にまとめています。
例で考えてみましょう
例1:オプションだけで月1,000円以上へった
明細を見ると、補償(月数百円)、動画の見放題(月数百円)、雑誌の読み放題(月数百円)が入っていたとします。使っていないものを外すだけで、月1,000円以上、1年で1万円以上へらせることがあります。
例2:大容量から小容量へ
無制限のプランで毎月7,000円前後はらっていた人が、実際は月5GBしか使っていなかった場合、5GB前後のプランに変えれば、月額は数千円単位で下がります。
例3:通話の多い人
通話料が毎月3,000円かかっているなら、かけ放題を足したほうが安くなる場合があります。「よく電話する相手がLINEを使っているなら、LINE通話にする」のも手です。

乗りかえなくてもできる節約
- 家ではかならずWi-Fiを使う
- アプリや写真のバックアップは、Wi-Fiのときだけにする設定にする
- 動画の画質を少し下げる
- キャリア決済で払っている月額サービスを見直す
こうした小さな工夫で使うデータ量がへれば、より小さいプランに変えられます。
見直しは、半年〜1年に1回が目安
スマホの料金プランは、毎年のように新しいものが出て、古いプランが終わることもあります。また、仕事や生活が変わると、使うデータ量や電話の回数も変わります。一度見直したら終わりではなく、半年から1年に1回、明細を見る習慣をつけると、ムダな出費が続くのを防げます。
たとえば、毎年4月や誕生日など、思い出しやすい時期を「スマホ代を見る日」と決めておくのもおすすめです。
よくある質問
Q.端末代が残っていても乗りかえられますか?
乗りかえられます。ただし、残りの支払いは今の会社に続けて払います。返却プログラムを使っている場合は、条件を確かめてください。
Q.家族割があると、乗りかえないほうがいいですか?
家族全体の合計で比べてください。一人だけ乗りかえると、残った家族の割引が減ることがあります。
Q.スマホ代の目安はどれくらいですか?
使い方によってちがいます。一人暮らしの目安は「一人暮らしのスマホ代はいくらが目安?」で書いています。
家族のスマホ代もまとめて見てみる
自分のスマホ代だけでなく、家族の分もまとめて見ると、思わぬムダが見つかることがあります。
- 子どものスマホに、大人と同じ大容量プランを使っている
- 親のスマホに、使っていないオプションがたくさんついている
- 家族割の条件が変わっていて、割引がなくなっている
- 家族それぞれが、同じ動画サービスに別々に入っている
家族の明細を並べて見るだけで、月に数千円へらせることもあります。家族のスマホを見直すときは、本人と一緒に、どんな使い方をしているかを確かめながら進めましょう。
見直しで気をつけたい「安く見える」プラン
広告では、割引をすべて使った金額が大きく書かれていることがよくあります。次の点は、小さい文字までよく読んでおきましょう。
- 割引は何か月目まで続くか(期間が終わると高くなる)
- 割引を受ける条件(光回線やカードの契約が必要か)
- 表示が税込か税抜か
- 通話料やオプションが入っているか
「最初の数か月は安いが、そのあとは今と変わらない」ということもあるので、1年分、2年分の合計で比べるのが確実です。
明細を見るときの小さなコツ
明細を見るときは、1か月分だけでなく、3か月分ほど並べて見ると、毎月かかっている金額と、その月だけの出費(通話が多かった、データを買い足したなど)を見分けやすくなります。気になる項目は、名前で検索すると、何のサービスかが分かることが多いです。分からないまま放っておかず、会社のチャットなどで聞いてみましょう。
見直しの前と後を記録しておく
見直しをしたら、前の月額と新しい月額をメモしておきましょう。1年後に「これだけへった」と分かると、ほかの固定費の見直しにも前向きになれます。家計簿アプリを使っている人は、通信費の項目を毎月見るだけでも、ムダな出費に早く気づけます。
数字で効果が見えると、続けるのが楽しくなります。
明細を見る習慣は、スマホ以外の出費を見直すときにも役立ちます。まずは今月の明細を一度ゆっくり開いてみてください。
まとめ
- スマホ代が高い理由は、プランの大きさ、通話料、オプション、端末代、プランの種類のどれか
- まず明細を見て、どこにお金がかかっているかを確かめる
- オプション整理→プランの見直し→会社を変える、の順に進める
スマホ代は固定費なので、一度下げれば効果がずっと続きます。固定費全体の見直しについては「固定費の見直しはスマホからがおすすめ?」も読んでみてください。