選び方・プラン

格安SIMの選び方とおすすめ5社|料金のしくみと向いている人を比較

格安SIMを選ぼうとして比較サイトを開くと、会社の名前と金額がずらっと並んでいて、どれを見ればいいのか分からなくなりがちです。しかも料金は、ときどき変わります。たとえば ahamo は、2026年12月1日から料金のしくみが変わることが発表されています。

そこでこの記事では、「どの会社が一番安いか」を決めつけるのではなく、自分に合う1社を選ぶための見かたを先にまとめ、そのあとで代表的な5社の料金のしくみを並べます。料金は2026年11月2日に各社の公式サイトで確かめたものです。申し込む前には、かならず公式サイトで最新の内容を確かめてください。

初心者におすすめの格安SIM5選【失敗しない選び方】とは?

選ぶ前に見る5つのポイント

格安SIM選びで後悔する人の多くは、「月額がいちばん安いところ」だけで決めています。けれど、自分の使い方に合わないプランは、追加料金や通信の遅さで、結局高くつくことがあります。次の5つを順に見ていくと、候補がしぼれます。

1.毎月どれくらいデータを使っているか

いちばん大事なのがここです。今の携帯会社の会員ページか、スマホの設定画面(iPhoneなら「モバイル通信」、Androidなら「データ使用量」)で、直近3か月の使用量を見てください。

  • 3GB未満:家ではWi-Fi、外ではLINEと地図くらい
  • 3〜10GB:外でもSNSやネットをよく見る
  • 20〜30GB:外で動画や音楽をよく使う
  • それ以上:テザリングでパソコンもつなぐ、Wi-Fiがない

使う量がはっきりすれば、容量の選び方で迷うことがかなり減ります。容量の決め方は「格安SIMのデータ容量の選び方」でくわしく書いています。

2.どの回線を使っているか

格安SIMは、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのどれかの電波を使っています。家や職場で電波が弱い会社を選ぶと、安くても使いにくくなります。今使っている会社の電波に不満がなければ、同じ回線を使うプランを選ぶのが無難です。

3.電話をどれくらいかけるか

電話番号を使った通話は、多くのプランで「30秒22円」です。10分の電話なら440円かかります。病院や役所、お店への電話が多い人は、「5分以内の通話が無料」などの定額があるかを必ず見てください。

4.困ったときに、誰に聞けるか

安いプランの多くは、申し込みも問い合わせもネットだけです。設定に自信がない人は、お店で相談できる会社や、チャットの対応時間が長い会社を選ぶと安心です。

5.月額だけでなく「総額」で比べる

月額のほかに、事務手数料、通話料、オプション、端末代がかかります。1年分の合計で比べると、本当に安いのはどこかが見えてきます。

代表的な5社の料金のしくみ(2026年11月時点)

ここからは、よく名前が挙がる5社を並べます。金額はすべて税込で、各社の公式サイトに書かれている内容です。キャンペーンや割引は入れていません。

最適な通信事業者とプランを選定するための明確な基準

ahamo(ドコモのオンライン専用プラン)

ドコモの回線をそのまま使うので、電波の安定さを重視する人に向いています。5分以内の国内通話が無料なのも特徴です(5分をこえると30秒22円)。

注意したいのは、2026年12月1日から料金のしくみが変わることです。ドコモの発表では、使ったデータ量によって月額が決まる段階制になり、いちばん上の120GBまでは月額5,115円です。11月30日までは「30GB 2,970円」と「大盛りオプション(+80GB 1,980円)」の形でしたが、大盛りオプションは11月30日で終わります。いまから申し込む人は、12月からの段階ごとの金額を公式サイトの図で確かめてください。

povo2.0(auのオンライン専用プラン)

基本料は0円で、使いたいときに「トッピング」と呼ばれるデータ量や通話を買い足すしくみです。公式サイトの料金シミュレーターでは、次のようになっています。

  • データ追加3GB(30日間):990円
  • データ追加5GB(30日間):1,380円
  • データ追加30GB(30日間):2,780円
  • 5分以内通話かけ放題:550円/通話かけ放題:1,650円

何も買わないと最大128kbpsの低速になります。また、180日をこえて使い続けるには条件があります。月によって使う量がちがう人や、自分で管理するのが苦にならない人に向いています。

LINEMO(ソフトバンクのオンライン専用プラン)

使ったデータ量で料金が変わる「ベストプラン」(3GB・10GBの2段階、通話は30秒22円)と、30GBで5分以内の通話が無料の「ベストプランV」があります。LINEのトークや通話でデータを使わない「LINEギガフリー」が付いているので、連絡の多くがLINEという人には相性がよいプランです。金額は公式サイトの料金ページで確かめてください。

楽天モバイル(Rakuten最強プラン)

使った量で3段階に料金が変わり、20GBをこえるとデータは無制限です。公式サイトに書かれている家族割を使った金額は、3GBまで968円、20GBまで2,068円、無制限で3,168円です(家族割なしの金額は公式の料金表で確認してください)。専用アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話が無料になるのも大きな特徴です(アプリを使わないと30秒22円、一部の番号は対象外)。たくさん使う人や、長電話をする人に向いています。

NUROモバイル(MVNO)

ドコモ・au・ソフトバンクの回線から選べる格安SIMです。小さい容量が安く、音声通話つきの「バリュープラス」は、3GB 792円、5GB 990円、10GB 1,485円、15GB 1,790円です。たくさん使う人向けに、35GBで2,699円の「NEOプラン」もあります。5分かけ放題のオプションは月490円です。使う量が少ない人や、とにかく月額をおさえたい人に向いています。

例で考えてみましょう:3人の場合

同じ「安くしたい」でも、使い方によって合う会社はちがいます。よくある3つの例で考えてみます。

例1:家ではWi-Fi、外ではLINEと地図だけ(月2GB)

3GB前後の小さいプランで十分です。NUROモバイルの3GB(792円)や、povoの3GBトッピング(990円)が候補になります。電話をよくかけるなら、5分かけ放題を足した金額で比べます。

例2:通勤中に動画を見る(月20GBくらい)

20〜30GBのプランを比べます。povoの30GBトッピング(2,780円)、楽天モバイルの20GBまでの段階などが候補です。昼や夕方の通勤時間に使うなら、回線の混みにくさも大事です。速さについては「格安SIMの通信速度は遅い?」を読んでみてください。

例3:仕事の電話が多く、データもそれなりに使う

通話の定額がついているか、安く足せるかが決め手になります。ahamo や LINEMO ベストプランVのように5分以内の通話が最初から無料のプランか、楽天モバイルの Rakuten Link が候補です。10分以上の電話が多い人は、かけ放題を足した総額で比べてください。

ご自身の利用状況に基づく選定基準が重要となる理由

申し込む前のチェックリスト

  • 直近3か月のデータ使用量を見た
  • 今のスマホが、乗りかえ先の回線に対応しているか(動作確認端末の一覧)を見た
  • 今の契約の解約金や、端末の残りの支払いを確かめた
  • キャリアメール(〜@docomo.ne.jp など)を使っているサービスがないか確かめた
  • 1年分の総額(月額×12+事務手数料+通話オプション)で比べた

乗りかえの流れは「格安SIMへの乗り換え手順」に、順番どおりにまとめています。

よくある質問

Q.結局、どこが一番安いですか?

使う量によって変わります。月3GB以下ならNUROモバイルのような小容量プラン、20GB以上なら楽天モバイルや povo の大容量トッピングが安くなりやすい、というのが大まかな目安です。かならず自分の使う量で計算してください。

Q.料金はよく変わりますか?

変わります。この記事を書いた2026年11月にも、ahamo の料金改定が発表されていました。比較サイトの金額が古いこともあるので、最後は公式サイトで確かめるのが安全です。

Q.格安SIMにして後悔することはありますか?

お昼の時間に遅くなる、お店で相談できない、キャリアメールが使えなくなる、などが多い声です。くわしくは「格安SIMは怖い?」で書いています。

まとめ

  • まず、直近3か月のデータ使用量を見る
  • 回線・通話・サポート・総額の順で候補をしぼる
  • 料金は変わるので、申し込む前に公式サイトで最新の金額を確かめる

「どこが一番か」よりも、「自分の使い方に合っているか」で選ぶと、乗りかえたあとに後悔しにくくなります。