乗り換え・手続き

格安SIMへの乗り換え手順|申し込みから開通までを順番に解説

格安SIMへの乗りかえは、むずかしそうに見えて、順番さえ分かれば1日〜数日で終わる手続きです。つまずく人の多くは、準備の段階で確かめ忘れがあります。

この記事では、電話番号をそのまま使って乗りかえる場合の流れを、はじめから最後まで順番に説明します。

格安SIMの乗り換え手順を初心者向けに解説とは?

全体の流れ(6ステップ)

  1. 事前準備(使う量・スマホの対応・必要なものを確かめる)
  2. MNPの準備(予約番号をとる、またはワンストップで進める)
  3. 乗りかえ先に申し込む
  4. SIMを受け取る(eSIMならダウンロード)
  5. 開通の手続きをする
  6. スマホの設定をして、つながるか確かめる

以下、ひとつずつ見ていきます。

ステップ1:事前準備

ここを丁寧にやると、あとがとても楽になります。

  • データ使用量を見る:直近3か月の量から、プランの容量を決めます。
  • スマホが使えるか確かめる:乗りかえ先の「動作確認端末」の一覧に、今のスマホが入っているかを見ます。古い端末はSIMロックの解除が必要なことがあります(2021年10月以降に発売された端末は、原則ロックなし)。
  • 今の契約を確かめる:端末代の残り、解約にかかるお金、キャリアメールで登録しているサービスを確かめます。
  • 必要なものをそろえる:本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)、本人名義のクレジットカードなど、メールアドレス。

本人確認書類の住所が今の住所とちがうと、申し込みが止まってしまいます。引っ越したばかりの人は、とくに注意してください。

ステップ2:MNPの準備

電話番号をそのまま使うための手続きです。やり方は2つあります。

  • ワンストップ方式:今の会社と乗りかえ先の両方が対応していれば、予約番号をとらずに、乗りかえ先の申し込みだけで手続きが進みます。
  • 予約番号をとる方式:今の会社でMNP予約番号を発行してもらい、乗りかえ先の申し込みで入力します。番号には有効期限があるので、とったら早めに申し込みます。

くわしいやり方は「MNPのやり方」で説明しています。

事前準備から開通までの5つのステップ

ステップ3:乗りかえ先に申し込む

申し込みの窓口は、ネットとお店の2つです。

ネットお店
時間いつでも営業時間内、待ち時間あり
費用事務手数料が安い・無料のことも手数料がかかることがある
相談チャットなどその場で聞ける
向いている人自分で進められる人設定に不安がある人

ネットで申し込む場合は、プランを選び、本人確認書類の写真をアップロードし、支払い方法を登録します。スマホで顔写真と書類を撮る「eKYC」に対応している会社では、審査が早く終わることが多いです。

ステップ4:SIMを受け取る

SIMカードの場合は、数日で自宅に届きます。eSIMの場合は、審査が終わるとメールなどで案内が来て、スマホにダウンロードします。eSIMなら、その日のうちに使えることもあります(「SIMからeSIMへの乗り換え」)。

ステップ5:開通の手続き

SIMが届いたら、乗りかえ先の会員ページや電話で「開通(回線の切りかえ)」の手続きをします。これをしたときに、今の会社の契約は自動で終わります。自分で解約の手続きをする必要はありません。

開通の手順と注意点は「SIMカードの開通手順」にまとめています。

ステップ6:スマホの設定

  1. 電源を切ってSIMカードを入れかえる
  2. 電源を入れて、必要ならAPN設定をする(iPhoneは構成プロファイル、Androidはアクセスポイントの設定)
  3. Wi-Fiを切って、ネットにつながるか、電話がかけられるかを確かめる

各手続きが必要となる理由と詳細な背景

例で考えてみましょう:3つのパターン

今のスマホをそのまま使う

いちばん多いパターンです。動作確認端末かどうか、SIMロックがないかを確かめておけば、SIMをさしかえて設定するだけです。

新しいスマホをセットで買う

スマホとSIMが一緒に届くので、設定がされた状態で届くこともあり、比較的かんたんです。古いスマホからのデータの移しかえ(写真、LINEのトークなど)は、事前にバックアップをとっておきます。

eSIMで早く切りかえたい

カードの到着を待たずに切りかえられます。ただし、スマホがeSIMに対応している必要があり、設定はWi-Fiのある場所で行います。

よくある質問

Q.乗りかえ中に電話が使えない時間はありますか?

開通の手続きをしてから、新しいSIMが使えるようになるまで、少しのあいだ電話やネットが使えないことがあります。大事な連絡がない時間に手続きをしましょう。

Q.LINEのトークは消えませんか?

同じスマホを使うなら、SIMをかえてもLINEはそのまま使えます。スマホをかえる場合は、事前にトークのバックアップをとってください。

Q.今の会社への解約の連絡は必要ですか?

MNPで乗りかえる場合、乗りかえ先で開通すると、今の会社の契約は自動で解約になります。

乗りかえでかかるお金

乗りかえのときにかかるお金は、主に次のものです。会社や申し込み方法によってちがうので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

  • 乗りかえ先の事務手数料:無料の会社もあれば、数千円かかる会社もあります。お店で申し込むと、ネットより高くなることがあります。
  • SIMカードの発行料:事務手数料とは別にかかる会社もあります。
  • 今の会社の解約にかかるお金:いまは多くの会社で解約金はありませんが、古いプランのままの人は確かめます。
  • 端末代の残り:分割払いが残っていれば、乗りかえても支払いは続きます。

例で考えてみましょう。月7,000円から月2,500円のプランに変えると、差は月4,500円です。手数料に3,000円かかっても、1か月目でほぼ取りもどせる計算になります。手数料だけを見て乗りかえをやめるのは、もったいないことが多いです。

申し込みでつまずきやすいところ

  • 名前のちがい:今の契約者と申し込む人の名前がちがうと、MNPができません。家族名義の場合は、先に名義を変える手続きが必要になることがあります。
  • 本人確認書類の写真:光の反射や文字のかすれで、写真が受けつけられないことがあります。明るい場所で、書類全体がはっきり写るように撮ります。
  • クレジットカード:本人名義のカードが必要な会社が多いです。口座振替に対応している会社もあります。
  • 予約番号の有効期限:予約番号をとる方式の場合、期限が近いと申し込めないことがあります。

乗りかえたあとにやること

  1. 電話の発信・着信、SMSが使えるか確かめる
  2. LINEやネットバンキングなど、SMSで本人確認するアプリにログインできるか確かめる
  3. 次の月の請求で、料金が思っていたとおりか確かめる

最初の請求を確かめるまでが、乗りかえの手続きだと考えておくと安心です。

手続きにかかる日数の目安

ネットで申し込んだ場合、審査に数時間〜数日、SIMカードの配送に数日かかるのが一般的です。eSIMなら審査が終わればすぐに設定でき、その日のうちに使えることもあります。お店で申し込むと、その場でSIMを受け取れることが多いですが、混んでいる日は待ち時間が長くなります。

急いでいない場合は、週末や連休の前ではなく、問い合わせ窓口が開いている平日の昼間に開通の手続きをすると、困ったときにすぐ相談できて安心です。

まとめ

  • 準備(データ量・端末の対応・本人確認書類)をていねいにやると、つまずきにくい
  • 電話番号はMNPで引きつげる。ワンストップ方式なら予約番号はいらない
  • SIMが届いたら開通の手続き→設定→つながるか確認

まだ乗りかえ先が決まっていない人は、「格安SIMの選び方とおすすめ5社」から読んでみてください。